ファイトケミカル　野菜スープ

　こんにちは、ドクレイです。今回はファイトケミカルについて書かれた本『ハーバード大学式　命の野菜スープ』で勉強します。

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　この本を読めば”ファイトケミカルについて”や”効率的なファイトケミカルの摂り方について”がわかるようになります。それでは、よろしくお願いします。

ファイトケミカルとは

　

　ファイトケミカルとは七大栄養素の一つです。まずは三大栄養素からです。三大栄養素は、①炭水化物、②タンパク質、③脂質です。次に五大栄養素です。三大栄養素に④ビタミンと⑤ミネラルを追加します。六番目の栄養素が⑥食物繊維であり、七番目の栄養素が⑦ファイトケミカルです。

　ファイトケミカルとは、英語表記では「Phytochemical」となります。「Phyto」はファイトまたはフィトと読み、ギリシャ語で植物性という意味です。ファイト＝Fight＝戦うではありませんので注意してください。「Chemical」はご存知のように、化学成分という意味です。

　ファイトケミカル（またはフィトケミカル）とは、植物のみが作ることができる植物性化学成分です。植物が外的や日光の紫外線から自身を守るために作った成分で、植物の色素や酸味、香味、苦味、アクなどのもととなります。もちろん人間を含めた動物は作ることができません。

ファイトケミカルの種類

　続いてファイトケミカルの種類です。正直、ファイトケミカルの種類は覚える必要はありません。なせかと言うとファイトケミカルは１万種類以上あると言われており、まだ発見されていないものも多くあるからです。

　ファイトケミカルが植物性の化学成分であるということと、次に説明するファイトケミカルの効果さえ知っておけば基本的には十分です。一度目を通していただき、これもファイトケミカルだったのか、あれもファイトケミカルだったんだね、と実感してもらうのがいいと思います。下記に本を参考にして作成したファイトケミカルの一覧の表を載せておきます。

ファイトケミカルの効果

　ファイトケミカルには様々な効果があります。大きく３つの効果があると考えられ、その効果がさらに発展して様々なメリットをもたらしてくれます。

　ファイトケミカルの持つ効果の中で、最も重要な効果は抗酸化作用です。私達は酸素をエネルギーとして活動しています。酸素を使用していると、どうやっても活性酸素が発生してしまいます。活性酸素は細胞のサビ、細胞の老化、細胞のがん化の原因となります。抗酸化作用とは、その活性酸素を無毒化する作用のことです。また、免疫力アップの効果もあります。ファイトケミカルを摂取することで免疫細胞の数が増え、また免疫細胞時代の活性化も起きます。そして最後に肝臓での解毒機能がアップすることによるデトックス作用です。

　これら３つの効果がさらに発展し、がんの抑制効果、炎症を抑える効果、アレルギー反応の抑制効果、動脈硬化の予防、血液サラサラの効果、若返り・アンチエイジングの効果など、ファイトケミカルの摂取により様々な恩恵を受けることができます。

ファイトケミカルの効率的な摂り方

　

　厚生労働省が推奨している成人の１日の野菜摂取量は350g以上です。メンタリストDaiGoさんは700～800g以上の野菜の摂取を推奨しています。野菜はビタミンやミネラルだけでなく、第六の栄養素である食物繊維、第七の栄養素でファイトケミカルの源でもあります。では、1日350g以上の野菜を食べるためにはどのようにすればよいでしょうか。

1. 　野菜を食べやすい大きさに切る
2. 　ふたのしっかり締まる鍋（ホーロー鍋など）に具材を入れる
3. 　ひたひたになるまで水を入れ、強火で沸騰させる
4. 　ふたをしっかりして、弱火で20分煮たら完成
5. 　ファイトケミカルが溶け込んだスープを飲むことが大事　
6. 　できるだけ野菜も食べる

　野菜の組み合わせは、どのような野菜でも構わないと思います。自分でいろいろ試してみるのが一番です。