よくある病気について

睡眠時無呼吸症候群(SAS)

sleep apnea syndrome
いびきや無呼吸

 こんにちは。ドクレイです。睡眠時無呼吸症候群(SAS、サス、Sleepe Apnea Syndrome)について簡単に説明します。また、チェックリストを用意しましたので、自分自身や身の回りの人で睡眠時無呼吸症候群が疑われる場合には、ぜひ参考にしてください。

◯どんな病気?

 睡眠時無呼吸症候群(SAS:Sleep Apnea Syndrome)は、「睡眠時無呼吸」という名前の通り、睡眠中に一時的な無呼吸の状態が繰り返し起こる病気です。

◯どんな症状?

 質の良い睡眠が得られず、日中の居眠りや集中力の低下、起床時の頭痛があったり、夜間のトイレ回数が増えたりします。そのため、仕事のミスや交通事故などの原因になることがわかっています。また、治療をせずに放置すると高血圧や糖尿病、心筋梗塞、脳梗塞などの合併症を引き起こすこともあります。

◯次のような症状に心当たりはありませんか。

Q. 眠っている時に次の症状はありませんか。

 ▢ いびきをかく

 ▢ 息が止まる

 ▢ 呼吸が乱れる

 ▢ 息が苦しくて目が覚める

Q. 日中・起きている時に次の症状はありませんか?

 ▢ しばしば居眠りをしてしまう

 ▢ 記憶力や集中力の低下

 ▢ 性欲がなくなる

 ▢ 性格が変化する

 ▢ 体を動かす時に息切れがする

日中の居眠り

◯睡眠時無呼吸症候群(SAS)の評価

次の8つの状況の時の眠気(どのくらい眠くなるか)を評価してください。

実際にない場合には、その状況になった場合を想像してお答えください。

日中の眠気の評価(ESS:Epworth sleepiness scale)

全項目の合計点を算出して、下記の表を参考に程度を評価します。

11点以上の場合には、睡眠時無呼吸症候群(SAS)の可能性がありますので、専門病院の受診をお勧めします。

ESSの合計点による評価