肥満・メタボの食事療法:5つのステップについて説明します。今回はステップ⑤野菜をもっと食べる、について説明します。
肥満・メタボを治療するためには、高インスリン血症とインスリン抵抗性を改善させることが必要です。5つのステップは、主に高インスリン血症の改善、つまり、インスリンの出過ぎを防ぐ食事療法です。
⑤野菜をもっと食べる
厚生労働省が発表している「健康日本21」において、1日の野菜の摂取量の目標は350gです。
しかし、実際の野菜の摂取量は350gに達していないのが現状です。男性においても、女性においても、20~70歳のどの年代においても、1日350gの野菜摂取量を達成できていませんでした。
これまでのステップで、糖が添加された食品を減らす、精製された炭水化物を減らす、悪い脂肪を減らす、超加工食品を減らす、減らす減らす減らす減らすとお伝えしてきました。でも、野菜はぜひたくさん食べてください。1日350g以上を目指して、野菜はとくかくもっと食べてください。野菜の食べ方と野菜のメリットを知っておくと、さらに野菜が食べたくなりますので、食べ方・メリットを押させておきましょう。
野菜の食べ方
- どんな調理でもいい → 生、煮る、蒸す、焼く
- どんな野菜でもいい → カット野菜、冷凍野菜、生野菜、
- (オーガニックにあえてこだわる必要はありません)
- (農薬が気になる場合は、水でよく洗いましょう)
- たくさんの種類を食べる → 緑黄色野菜、葉物野菜、きのこ類、海藻類
野菜のメリット
- 低カロリー
- 嵩があるので、満腹感がある
- ビタミン、ミネラル、食物繊維、ファイトケミカルが豊富
- 多彩な健康効果
- (ダイエット、がんの予防、抗酸化作用、メンタル改善作用)