論文読んでみた 

脂肪肝をよくするには、コーヒーを 基礎編

coffee

こんにちは。ドクれいです。

今回は、コーヒーと非アルコール性脂肪肝(ここでは、脂肪肝と表記します)についての論文を読んでみます。

2020年に発表されたメタ解析です。

コーヒーを飲む人と、コーヒーを飲まない人とを比べた場合に、

コーヒーが肝臓に与える影響を調べた論文です。

まずは、結論です。

「コーヒーは、脂肪肝の発症を予防する!!」

「コーヒーは、脂肪肝の進行を抑制する!!」

です。

簡単に結果だけを知りたい方は、こちらの基礎編を読んでください。

さらに詳しく知りたい方は、応用編をぜひご覧ください。

URL:https://healthful-assets.com/the-effect-of-coffee-consumption-on-the-non-alcoholic-fatty-liver-disease-and-liver-fibrosis-20210924/

では、論文の紹介、解説などをさせていただきます。

論文の紹介

タイトル:

The effect of coffee consumption on the non-alcoholic fatty liver disease and liver fibrosis: A meta-analysis of 11 epidemiological studies

「非アルコール性脂肪肝および肝線維化に対するコーヒーの効果:11の疫学的研究におけるメタ解析」

ジャーナル:Annals of Hepatology

発表年:2020

URL(PubMed):https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/32920163/

論文の方法

コーヒーと脂肪肝についての321論文から、11論文を抽出して、メタ解析を行いました。

メタ解析で、次の2つの項目を検討しました。

  1. 脂肪肝の発症のリスク 71,787人で検討
  2. 脂肪肝の進行のリスク 1,338人の脂肪肝の患者さんで検討

結果(Result)

結果です。

①脂肪肝の発症のリスク

コーヒーを飲まない人と比べて、

コーヒーを飲む人は、

脂肪肝のリスクが23%減る。

②脂肪肝の進行のリスク

コーヒーを飲まない脂肪肝の患者さんと比べて、

コーヒーを飲む脂肪肝の患者さんは、

脂肪肝が進行するリスクが32%を減る。

結論(Conclusion)

結論は、

「コーヒーは脂肪肝の発症を抑制し、脂肪肝の進展も抑制する」

です。

メカニズムとしては、

コーヒーに含まれている成分が、肝臓保護的に作用していると考えられています。

コーヒーの成分として有名なものに、カフェインがあります。

その他、カリウムやナイアシン、ジテルペンがあるそうです。

また、抗酸化物質であるクロロゲン酸などもあり、

抗酸化作用も、肝臓に保護的に作用しているとされています。

いかがでしたでしょうか。

一緒にコーヒーを飲みましょう。(ブラックで!!)

健康資産は、全ての人が毎日運用している資産です。

食事資産、睡眠資産、運動資産、マインド資産の4つより成り立っている資産です。

どれか一つの資産にでも負債をかかえると、健康資産のバランスが崩れます。

日々の生活の中で、意識的に健康資産を運用しませんか。

全ての人が毎日運用している健康資産。

意識的に運用し、人生の最大化を図りましょう。

ドクれいでした。それでは、また。