こんにちは、ドクレイです。
肥満に関連する⑫の病気についてまとめておきます。肥満は多くの病気の原因になります。肥満であるより、肥満でないほうが絶対にいいです。
肥満であることに症状はありません。
だから、肥満であるほとんどの人が肥満であることを放置してしまいます。ダイエットは難しい、食事制限なんてしたくない、運動もしたくない、太っていても困らない、などの言い訳をしてしまいがちです。
肥満に関連する病気を知ることで、症状のない肥満の恐ろしさを知りましょう。そして、決して楽とは言いませんが、肥満にならないように、肥満を改善するために、自分自身の健康資産を正しく、意識的に運用しましょう。
パッと読むための目次
肥満に関連する⑫の病気
- 高血圧
- 糖尿病
- 脂質異常症
- 高尿酸血症・痛風
- 脳:脳卒中(脳梗塞、脳出血)、認知症
- 心臓:狭心症、心筋梗塞
- 肺:睡眠時無呼吸症候群、低換気症候群
- 肝臓:脂肪肝
- 腎臓:腎機能障害
- 整形:変形性関節症、変形性脊椎症
- 婦人科:月経異常、不妊
- がん:肝がん、大腸がん、乳がん、子宮内膜がん
肥満に関連する⑫の病気を列挙しました。肥満だと、こんなに多くの病気が関係してきます。怖くないですか。肥満になりたくないですよね。そのためにどうするか。病院を受診して薬をもらう、これは間違いです。肥満の原因は生活習慣の乱れです。生活習慣を改善することが肥満の根本的治療です。生活習慣を改善させるには、自分自身の健康資産を正しく、意識的に運用する必要があります。健康資産を正しく、意識的に運用するための情報を発信することが、私の役目であると思っています。
次に、それぞれの病気について、順番に解説していきます。
①高血圧
高血圧は読んで字の如く血圧が高いことです。血圧が高いと脳出血や脳梗塞の原因、心臓に負担がかかるため心不全の原因になったり、腎臓に負担がかかるため腎機能障害の原因になったり、血管に負担がかかるために動脈硬化の原因になります。
②糖尿病
糖尿病は慢性的に血糖値が高くなる病気です。そして、肥満が関連する糖尿病は2型糖尿病です。糖尿病が恐ろしいのは、『しめじ』と『えのき』です。
『しめじ』→し:糖尿病神経症、め:糖尿病網膜症、じ:糖尿病腎症
『えのき』→え:壊疽、の:脳梗塞、き:狭心症、心筋梗塞。
糖尿病だと神経、眼、腎臓が障害され、手足が腐ったり、脳梗塞を起こしたり、心筋梗塞を起こします。
③脂質異常症
脂質異常症は、LDLコレステロール(悪玉コレステロール)が高い、TG(中性脂肪)が高い、HDLコレステロール(善玉コレステロール)が低い、のいずれかを認める場合に診断されます。脂質異常症は動脈硬化の原因となります。
④高尿酸血症・痛風
高尿酸血症は尿酸値が7.0mg/dL以上の場合を言います。痛風の原因になったり、尿管結石の原因にもなります。
⑤脳卒中、認知症
脳卒中は脳血管障害とも言い、脳卒中には脳梗塞、脳出血、くも膜下出血があります。認知症は、認知機能が低下する病気で、アルツハイマー型認知症が有名です。
⑥狭心症、心筋梗塞
狭心症は一過性に心臓を動かす筋肉への血流が少なくなることにより起きる胸痛です。心筋梗塞は心臓を動かす筋肉への血流がなくなり、心臓の筋肉が壊死する病気です。
⑦睡眠時無呼吸症候群、低換気症候群
睡眠時無呼吸症候群は、睡眠中に呼吸が止まってしまう病気です。いびきが原因で見つかることがあります。症状には、いびきの他に、昼間に眠気、集中力の低下、頭痛などがあります。
⑧脂肪肝
脂肪肝の原因は2つあります。一つはアルコールで、もう一つが肥満です。特にお酒を飲まないけど、脂肪肝がある場合には非アルコール性脂肪肝と診断されます。
⑨腎機能障害
⑩変形性関節症、変形性脊椎症
⑪月経異常、不妊
⑫がん
肥満はがんとも関連があります。がんの中でも、肥満と関連があるのは肝がん、大腸がん、乳がん、子宮内膜がんです。肝がん、大腸がん、乳がんは、罹患数でも死亡数でも5位以内に入っているがんです。